リンマノイエ

りんまの家にようこそ!世界中の美味しい料理でおもてなし

ドイツ@これからでも間に合う美味しいシュトーレンを焼こう

ドイツのクリスマス伝統菓子シュトーレン本格レシピ

もうすぐクリスマスだね!

リンマノイエでは毎年シュトーレンを焼くんだ。

ドイツではクリスマスの4週間前「アドベント」からシュトーレンを少しずつスライスして、クリスマスが来るのを楽しみに待つ習慣があるんだよ。

シュトーレンには洋酒漬けのドライフルーツやナッツなどが練り込まれ、日が経つにつれ熟成されて、だんだん味が変化していく!ステキだね!

リンマは今年は忙しすぎて、これから焼くところ、シュトーレンは1日置けば美味しく食べられるので、なんとか間に合うかな。

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かれこれ15年以上試行錯誤したリンマ特製レシピ、手軽に手に入る材料で作ることができるので、ぜひ手作りシュトレンにトライしてみてね!!

1. 材料をそろえる

このレシピで約1500gのシュトーレンが2本できる。分量はリンマが一度に捏ねることができる最大、オーブン(内径386mmx300mm)2段で一度に焼ける。

握力に自信のない人やオーブンが小さい人はまずは半量で作ってみてね!

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まず、粉類。

リンマは冨澤商店で購入しているよ。ラベルをのせるので参考にしてね。

小麦粉……強力粉700g +薄力粉500g=1200g

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フランスパン専用準強力粉でもいいよ。

イース……リンマはパネトーネマザー酵母を使っている60g

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ドライイーストや生イーストでもOK、分量は各々の表示にあわせてね。

スパイス……シナモン5g カルダモン(粉末)5g ナツメグ3g

お好みで粗挽き胡椒を入れてもOK

さとう……グラニュー糖100g+きび砂糖100g=200g

リンマはコクがでるのできび砂糖を入れるけど、すっきりとした甘みが好みならグラニュー糖のみでもOK

牛乳……250cc

バニラビーン……1本 なければバニラエッセンス、バニラオイルなど適量

バター……無塩200g+有塩200g 

お好みで無塩のみでも良いけど有塩がはいると味に深みがでる。

レンチンで柔らかくするので冷蔵庫から出してすぐでも大丈夫。

全卵……3つで約150g 卵Lは50g前後が多いので、誤差は牛乳で調整しよう。

ラム酒……80cc お好みの洋酒でワイン(マルサラ酒)やブランデーでもOK、レーズンを浸した洋酒も忘れず使おうね。

10アーモンドダイス……200g

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11レーズン……700g オイルコーティングなしのもの

レーズンは作り出す1時間〜3時間くらい前に洋酒に浸しておく。しっかり漬けすぎると柔らかすぎて、混ぜた時につぶれるので注意。使用時にはザルにあげて水分は切っておく。残った洋酒はラム酒……80cc の中に忘れずに入れてね。

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12レモンピール……200g みじん切りにしておく。リンマは国産レモンでピールを作って入れる、手作りは香りがいいよ。

副産物でレモンカードも作れるので参考にしてね!

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14仕上げ用澄ましバター……100g 焼き上がった後に表面に塗ってしみ込ませる。有塩を使う時は上澄みを使う。溶かすと塩は下に沈むよ。

15粉砂糖……適量

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以上、材料は15コだよ。

2.下準備

A .1をボールに投入、箸でぐるぐる混ぜておこう

B.5牛乳バニラビーンのサヤを半分に折り、縦にハサミで切り込みを入れ投入、少し温めてサヤが柔らかくなったら、中のタネを箸などで出し、牛乳によく混ぜる。

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C.7バターは1センチくらいにスライス。電子レンジに10〜20秒ずつかけて、様子をみながらマヨネーズより少し柔らかいくらいに調整する。一部溶けてしまっても大丈夫、泡立て器で均一にしよう。

D.8全卵はよくほぐし、ラム酒と混ぜておく。

3.生地を作る

できるだけ大きいボールにバター以外のABDの材料を入れ、箸でゆっくり20回程度大雑把に混ぜ合わせる。

そこにCバターを投入、ざっくり箸で混ぜた後、ゴムベラでまんべんなく混ぜ合わせる。

できた生地を400gほど取り分けて別にしておく。

これは、成形したあとに薄くのばして表面を覆うための生地。露出しているレーズンがこげてしまうのを防ぐよ、忘れずに取り分けよう!

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ゴムベラでレーズンを入れる穴を開ける。

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10レーズンを入れる。

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11ピール12アーモンドダイスを入れる。

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手でよく混ぜて、生地の出来上がり。

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4.成形する

生地を2等分して成形する。1つあたり1500g前後になる。

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天板の両端よりも2、3センチ短い長さで、真ん中を高く凸型に成形する。これはドレスデン型という鋳物のシュトレン型を模した形。

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残しておいた生地をシュトレンの表面が覆える大きさにのばす。バターが入っているのでのびやすい。2、3mm程度まで薄くのばす。

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両面を覆い、しっかりと浮かないように手で押さえ生地をなじませる。

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楊枝で穴を開け、空気をしっかり抜き生地を密着させる。

5.発酵する

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オーブンシートをひいた天板にのせ、まずは発酵させるよ。

オーブンの発酵モード45度60分で仕上がりはしっとり、さらに30分発酵させると少しふんわりする。これ以上はパサっとしてしまうので、90分以内で発酵させよう。室温で発酵させる時は生地が1.2倍くらいを目安に発酵させてね。

6.焼く

1500g前後を上下2段で焼く場合は180度30分170度30分、計60分焼く。途中30分前後で表面がこげないようにアルミホイルをかけるとよい。

シュトレンの大きさやオーブンによって焼き時間は適宜調整してね。

7.仕上げ

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いい匂いがしてきたかな?焼き上がったら、網にあげてあら熱をとろう。

その間に14澄ましバターを準備。

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刷毛でバターを塗ってたっぷり吸い込ませよう。

そのまま完全に冷めるまで待ってね。

最後の仕上げは粉砂糖。

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ラップを大きく敷いて、真っ白くなるくらいたっぷり粉砂糖をかけて、そのままラップに包んで保管してね!!

8.食べてみる

待ちどうしいけど、食べてみるのは次の日以降にしようね!

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1週間くらい寝かせると、さらに風味はアップするよ。毎日少しずつスライスして食べていこう。

クリスマスが来る頃には、ラム酒やドライフルーツの風味が馴染んでとっても美味しくなっているはず!!

早速、作ってみてね!

こちらで使用した材料はTOMIZ(富澤商店)オンラインショップですべて揃うよ!!

以上、リンマでした!次回もお楽しみに〜

スペイン@ピキーリョ 色鮮やかパプリカの詰め物

カラフルなスペイン料理ピキーリョの詰め物を作ってみよう

情熱の国スペインって原色のイメージだよね?

スペインの国旗といい、料理といい、赤や黄色がとっても印象的!!

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ピキーリョって赤ピーマンのこと、そのまま生で食べるとちょっと苦くて固いから、スペインでは焼いて皮を取ってオイル漬けにした瓶詰めや缶詰になって売っている。スペインでは赤ピーマンを使った料理がとっても多くて、このピキーリョをはじめ、ピメントンというスペイン版パプリカパウダーはスペイン料理には欠かせない。

スペイン料理の赤いイメージはトマトとパプリカとこのピメントンからきているんだ。

ピメントンは日本で売っているパプリカパウダーとは少し違う。スモークされてるから、薫製の香りがするんだ。スペイン産のチョリソーやサルシチョン(サラミ)が赤いのはこのピメントンがはいっているからなんだよ。

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今回紹介するのは、ピキーリョの詰め物。バルやレストランでもよく見かける料理で、中身の詰め物は実に様々なんだ。ポテトもあれば、肉もチーズもあるし、有名なのは塩漬けの鱈バカリャウをつかったホワイトクリームの詰め物。

ピキーリョは楽天などでも売ってるし、リンマはカルディコーヒーで1箱200円ほどで購入したよ。ピメントンもWEBで購入できる、ほんと便利な世の中だね。

さて、今回のピキーリョの詰め物は、ポテトとスペイン産生ハムのハモンセラーノ。ハモンについては、次回詳しく説明するね。ポテトと合わせる材料は、ツナやアンチョビもオススメだよ。

まずは、材料

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A.ニンニク  3こ

B.じゃがいも 大3つ

C.ハモン 50g お好みで増減 ツナやアンチョビでもOK

D.ピキーリョ 2箱 1箱8枚入り

お好みでパセリ

ソース材料

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E.ニンニク 1こ

F.トマトピューレ パサータなど、トマト缶でもOK 200ml

G.生クリーム 50ml

H.ピメントン パプリカパウダーでもまぁよし

その他、オリーブオイル、塩、胡椒は必須

中に詰めるフィリングを作る

まず、A.ニンニクをみじん切りにしてフライパンに投入しておく

B.じゃがいもの皮をむいて1.5cmから2cmのさいの目切りにして、レンジでチンしておく。600w8分程度、ラクに箸がさせるくらいの柔らかさにする。

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ニンニク入りのフライパンにオリーブオイルを多めに入れて中火にかける。焦がさないように。

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C.ハモンをみじん切りにしてフライパンに投入

チンしたジャガイモも投入、ジャガイモ全体をつぶすように炒める。

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お好みでパセリを加えて、塩こしょう、味が足りなければコンソメで調整。

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火から下ろして、バットや大きい皿に広げて粗熱をとる。リンマは5分くらい冷凍庫に入れるよ。

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フィリングを詰める

ピキーリョにフィリングを詰めていく。フライパンにオリーブオイルを入れて、そこに並べていこう。

詰める量は8分目くらい、詰めすぎると皮が破けるのでほどほどに。

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焼こう

弱火でじっくり焼こう。

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その間にソースを作るよ

フライパンにニンニクとオリーブオイルを入れ、オイルがフツフツしてきたらトマトピューレを投入、ピメントン、塩こしょうで味を整える。必要ならコンソメも。

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仕上げに生クリームを入れる。

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盛りつけ

このピキーリョの産地ナバラはフランスとの国境なんだ。

ちょっとフランス風の盛りつけもいいかもね。

ソースの上に並べてみよう。

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美味しそう〜 ピメントン風味のソースが絡んで、これぞスペインの味。

ピキーリョを見つけたら、ぜひ作ってみてね!!

スペイン@ボケロン バルの定番イワシの酢漬け

日本でも手軽に作れるスペイン料理

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ボケロンって面白い名前だよね。

初めて聞いた時は耳を疑ったよ、ボケ??って。

ボケロンはスペインではバルの定番料理なんだ。バルって最近は日本でもスペインバルとか聞くようになったよね。でもスペインのバルは日本のスペインバルとはだいぶ違う。スペインのバルは早朝から営業していて、朝はカフェを飲んだり、昼はランチを食べたり、そして夜はバルを何件もハシゴしたり、スペインの人々の社交の場、子供からお年寄りまでみんなバルのお世話になっているんだよ。

さて、そのバルでビールやワインなどを頼むと、自動的に一品料理がついてくる事がよくある。日本ならお通しだね。それがタパ、小皿に乗った一品料理のこと。日本ではタパスってみんな呼んでいるけど、タパスはタパの複数形、一品だけのときはタパっていうんだ。

ボケロンはタパの定番でカタクチイワシの酢漬けのこと。日本ではカタクチイワシも時々売っているけど、季節や地域によって手に入らないこともある。そこで、リンマは日本中どこでも手に入るマイワシで作っている。新鮮なものが手に入るし、マイワシはサイズが大きいのでボリュームがあって美味しいよ。

では、まず材料

A.マイワシ 刺身用を三枚におろしておく リンマは10匹準備したよ

B.ワインビネガー 70ml マイワシの数に応じて適宜

C.塩 6g 別途下準備に1g程度

D.ニンニク すりおろす 量はお好みで

E.砂糖 ニンニクを入れるなら3g〜5g ニンニクを入れないなら10g

F.エキストラバージンオリーブオイル 30ml程度

パセリはお好みで 生がおすすめ、乾燥でもOK

下準備

三枚におろしたA.マイワシを酢(分量外)でさっと洗う。この場合の酢は普通の1本100円程度の穀物酢でよい。キッチンペーパーで水気を切って、分量外の(1g程度)塩をパラっとふる。

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マリネ液を作る

まず、ボールにB.ワインビネガーC.を入れ、D.ニンニクを少量ずつ、味見しながら入れる。生ニンニクは香りや味がきつくなるため、調整して入れよう。

次に砂糖を入れる。砂糖は量によってだいぶ味が変わるので、砂糖も少しずつ味見しながら入れる。ニンニクを入れない場合は砂糖多めの方が美味しいよ。

このマリネ液でボケロンの味が決まるので、慎重にね!

漬け込む

ガラスか陶器の容器に(プラスチック系は酢の匂いが付いてしまう)ボケロンを並べる。

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リンマは3段に重ねるので、マリネ液を3分の1入れる。2段の人は2分の1だね。

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F.エキストラバージンオリーブオイルをうっすらとかける。

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またマイワシを並べ、マリネ液→オイルを繰り返す。

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全部終わったら、ラップを空気が入らないようにピッタっとかける。

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冷蔵庫へ入れて少なくとも1時間以上、できれば3時間以上漬け込んで、出来上がり。お好みでパセリを添えてね。

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一度に全部食べないで、次の日食べると、ますます美味しい!!

その次の日でも、ますます美味しい!!

なので、少しずつ楽しみながら食べてね。

以上、新鮮なマイワシが手に入ったら、ぜひ作ってみて!!

ウクライナ@ボルシチ寒い日はロシア料理のあったかスープで

ビートで作る赤紫色の世界三大スープ

「魔女のスープ」リンマの家ではこう呼んでいる。

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色鮮やかな赤紫色のスープ「ボルシチ」、ウクライナ伝統料理でテーブルビートと呼ばれる甜菜の仲間を使ったスープなんだ。この根菜、切ってみると鮮やかな赤紫色、これがどうにも魔女のスープを思わせる。

ボルシチはロシアをはじめ、東欧や西欧でも親しまれているスープで、中国のフカヒレスープ、タイのトムヤンクン、フランスのブイヤベースと並ぶ世界三大スープ(4つあるのに三大なんだって)の一つなんだ。

材料には必ずテーブルビートが使われる。それ以外の材料は自由。その時手に入る材料で、牛肉のこともあれば、豚肉、鶏肉のことも、野菜も特に決まりはない。

言って見れば、肉ジャガみたいなおふくろの味。その家庭でオリジナルのレシピがあるんだね。

りんまの家では、ビートがスーパーに並びはじめる秋から冬にかけてよく作る。(缶詰も売っているよ)肉や野菜に決まりはないから、その時に家にあった材料で作れるし、炒めて煮込むだけだからとっても簡単!!

では、りんまの家のレシピ4〜5人分を紹介するね!

材料

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A.牛肉 500g 豪州産100g148円の激安品でも美味しくできるよ

B.ニンニク 2つ

C.タマネギ 2玉

D.人参 1本

E.紫キャベツ 普通のキャベツが298円で高すぎで紫キャベツを購入 

F.トマト缶 1缶 生トマトのほうが美味しいけど、冬は高くて使えない

G.ビート 100g78円、300g程の大きさのを購入、缶詰でもOK

H.ジャガイモ 中5つ

I.サワークリームかヨーグルト リンマはヨーグルトをキッチンペーパー+ザルで水気を切って使っている。30分程でサワークリームのように濃厚に

J.あればディルイタリアンパセリ リンマは買い忘れたので今回はなし

K.調味料 塩、胡椒、オリーブオイル、ブイヨン(コンソメ)、あればワイン

作り方

1.ニンニクのみじん切りとタマネギスライスをオリーブオイルで10分程炒める。

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2.人参を乱切りにして投入し炒める。

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3.ビートの皮をむいて厚み1cm強のいちょう切りにして投入し炒める。

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4.キャベツを幅3cm程度に細長く切って投入

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5.トマトを1缶投入

6.水をトマト缶で3杯投入、あればワインもお好みで投入

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7.牛肉を投入 炒めずに水からいれるとスープに旨味が移って美味しくなる!

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8.塩こしょうブイヨンで味付け、かき混ぜて煮る。一度沸騰したら中火で30分。

9.ジャガイモの皮をむき、3cm程度に切り、レンジで柔らかくなるまでチンする。生のまま7.で投入してもよいが、煮崩れするとスープが濁るのでリンマはチンしてから入れるよ。

10.30分後、チンしたジャガイモを投入し3〜5分程度煮る。

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11.水切りヨーグルトを添えて完成!!

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とっても簡単でしょ?

ビーツの風味が異国情緒たっぷり「魔女のスープ」、

冬の寒い日にはぜひ作ってみてね!!

中華料理@東坡肉トンポーロー3時間で作る柔らか絶品レシピ

100g88円の豚バラがトロトロホロホロ柔らか〜い

中華料理の大堂、豚の角煮といえば東坡肉「トンポーロー」だよね!!

とろける脂身と香辛料の効いたホロッと柔らかい肉、あ〜美味しそう。

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リンマはスーパーで安い豚バラ肉を見かけたら大量買い、必ず3時間は家にいる時に作るんだ。

朝でも昼でも夕飯前でも3時間あれば大丈夫、仕上げは食べる直前に蒸すから、作り置きにも向いてるね!

東坡肉は中国の浙江料理で、900年前に「蘇東坡」って呼び名の詩人が考案したんだって。そんな昔からこんなに美味しい料理を食べていたんだね、さすが美食の国、中国。

それでは、まず材料

A.豚バラ肉のブロック できるだけ幅が広い大きいブロックの方がいい。リンマの家の住人は大食いなので、最低でも1.5kgは一度に使うよ。使う鍋の大きさにもよるけど、1kgはあった方がいい、煮込むと小さくなるからね。今回は1.5kg使用。

本格レシピには皮付きがいいとか書いてあるけど、輸入物の安い豚バラ肉だって、リンマの家ではとっても美味しい東坡肉に変身するよ!!

B.醤油 フライパンで焼き色をつける時に20ml +80mlは煮込む時に

C.砂糖 煮込む時に50g

D.香辛料 八角3つ 花椒20粒 シナモン1本か粉末3g もしくは五香粉10g 

スーパーで八角とシナモンは売ってると思うし、知ってるよね?花椒は知ってるかな?四川料理でよく使われる、舌が痺れる香辛料で麻婆豆腐には欠かせない、中華版の山椒の果皮の部分。

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日本の山椒とは少し種類が違うし、味も香りも違う。これは入手しにくいから、近くのスーパーで探すなら五香粉がいいよ。これは八角花椒、桂皮シナモン、茴香フェンネル、丁字クローブの5種類の香辛料がミックスになった調味料。中華料理には良く使われるから1本あると重宝だよ。

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E.生姜 50g

F.白葱の青い部分 3本分程度

G.紹興酒か日本酒 紹興酒は香り良く仕上がる、日本酒でも大丈夫

H.片栗粉 仕上げの煮汁にとろみをつけるよ

お好みで小松菜やチンゲンサイなどの付け合わせは準備してね。

以上の材料を揃えたら、3時間家にいる時に作り始めよう!!

作り方

1.A.豚バラ肉を切る スーパーで見かける細長い5cmx20cmくらいなら半分に、幅広い肉なら、6〜7cm×12cm前後に大きく切ろう

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2.大きい鍋に肉が泳ぐくらいに水を入れて沸騰させ、15分ゆでる。

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3.肉を取り出し、B.醤油20mlをまぶす。ゆで汁はとっておく

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4.薄く油を引いた熱したフライパンで肉の全部の面に焼き色をつける。焦げ過ぎ注意!もしも焦げてしまったら、水で洗い流す。

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5.さぁ、煮込むよ!鍋に焼き色をつけたB〜Gまでの材料と、茹で汁肉が隠れるくらい入れる。足りなければ水を足す。

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6.まず、一度沸騰させて、その後は弱火でコトコト煮込む。必ずアルミホイルで落とし蓋をしてね。時々様子を見ながら、1時間半から2時間煮込む。途中で煮汁の味見をして、好みの味に調整してね。煮詰まると味が濃くなるから、ちょっと物足りないくらいがちょうどいい。肉を触ってみて、肉の繊維がほぐれるようになったら火を止める。汁はヒタヒタになっているはず。

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7.ここで、少し休ませる。熱いと肉が崩れやすいから。もしも、スグには食べないなら、ここでこのまま放置。

8.スグに食べるなら、あら熱がとれたら、肉をそっと引き上げ、1カップ程度の煮汁と一緒に耐熱の器に入れる。このまま蒸し器に入れるので、蒸し器の蓋がしまる相性の良い器を選んでね。残った煮汁は漉して冷凍庫で冷やし、油分が白くなったら取り除いておく。

放置していた人も、まず表面に固まっている白い油分を取り除いてから蒸してね。

9.蒸し器の湯気が上がるようになって15分くらい蒸す。その間に油分を取り除いた煮汁を温め、水とき片栗粉でとろみをつける。小松菜かチンゲンサイなどの付け合わせはお好みで茹でておく。

10. 蒸し器から取り出した肉に煮汁をトッロっとかけて完成!!

 

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東坡肉は時間はかかるけど、材料を揃えれば、ゆでる、焼く、煮るだけの簡単な料理なんだよ。これで本格中華料理が家で味わえる!!しかもコスパ最高!!なんて幸せ〜

安い豚バラ肉をみつけたらぜひ、作ってみてね!!

国産レモンのピールと副産物レモンカード

シュトレンに入れる国産レモンピールを作る季節到来

国産レモンって夏の終わりから出回るよね?

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リンマはシュトレンに国産レモンで作ったピールを入れたいので、レモンの時期になるとスーパーのレモン売り場に目を光らせている。

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値段の推移もさることながら、問題は色なんだよ。青いレモンでレモンピールを作ると、脱色してしまい、きれいな色がでないんだ。

青いまま買ってきて放置しておくと、だんだん黄色くはなるんだけど、表面が乾燥してくるので、ピールにした時の食感が固くなってしまう。

そんなわけで、価格が手頃で黄色いレモンが出回る時期、11月初〜12月がレモンピールを作るのに最適な季節だと思っている。

リンマは作ったピールはシュトレンに入れるので、時期が早いときは冷凍するよ。風味も食感もしっかり残っているし、シュトレンに入れる時、半解凍でみじん切りにするとベタベタしなくて切りやすいんだ。

そして、ピールを作る時には、中身のレモン汁をレモンカードにしている。

レモンカードって聞いた事あるよね?

イギリス発祥のレモン風味のスプレッドで、カードとは凝固するって意味。レモンパイには欠かせないよね。

スコーンやホットケーキ、甘いデニッシュ系のパンやショートブレッドともよく合う。

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今回はこのピールとレモンカードのレシピを紹介するね。

レモンピールのレシピ

1. 材料

国産レモン……4つ シュトレンに必要な200gくらいができるよ

砂糖……レモンの皮を一度茹でこぼした後に重さを量り、その半分の量

2.下準備

まず、レモンを半分に割って絞る。レモン汁はレモンカードに使うのでとっておく。

絞った半分のレモンをさらに8つに切って、皮とその間の白いワタの部分に包丁を入れ、皮を剥ぐ。白い部分が残っている方が食感が良い。

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皮は縦に細切りにする。

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一度、鍋でたっぷりの水から煮て、沸騰させて、湯きりする(茹でこぼし)

国産レモンではなく輸入レモンは防腐剤が使用されているので、少なくとも3回は茹でこぼす必要があるよ。3回で残留防腐剤は食用に支障のない量になるんだって。

水を切ったら、重さを量る。

重さの半量の砂糖を準備する。

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3.煮る

皮と砂糖を鍋に入れて弱火で煮詰めればピールの出来上がり。

焦がさないように気をつけてね。

リンマは数日後にシュトレンを焼くので、冷めてからみじん切りにしたよ。

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レモンカードのレシピ

1.材料

レモン汁……150g程度 4つから絞った量

砂糖……200g

全卵……4つ 200g程度

バター……50g〜100gでお好みの量

バターの量は50gだったらカスタードクリームに近い仕上がり、100g入れると冷めた時に固めになる、クリームというよりはスプレッド。

世の中にはいろいろなレシピがあって、ネットで調べても分量はさまざまだよね。きっちり守らないと上手くできない料理もあるけど、分量を変えることで、食感や味が違ってくるから、料理って面白いよね。

いざ、作ろうと思った時にちょっと足りないなーとか、高価な材料でたくさん使うのもったいないなーとか、その時の状況で作れるように、リンマは分量や材料に幅を持たせたレシピを紹介できたらいいなと思っている。

2.下準備

バターを鍋に入れ、湯煎にかけて溶かす。

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卵をよーく撹拌して、その中に砂糖とレモン汁を入れよく混ぜる。滑らかさを追求したい人は卵液を一度漉した方がいいよ。

バターが溶けたら、その鍋の中に上記の卵液を入れて良く混ぜる。

3.仕上げ

ここからは、カスタードクリームの作り方と同じだよ。

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鍋を弱火にかけて、絶えずホイッパーでグルグルかき混ぜる。

はじめのうちはゆっくりでもいいけど、だんだん粘度が増して重くなってくるから、真剣にかき混ぜよう。手を休めたら負けだよ、すぐに焦げるからね。

粘度が増して、大きい泡がボッコっと出たら、火を止めて、1分くらいはかき混ぜ続けてね、そのままやめると焦げてしまうよ。

これで、滑らかなクリームができる。

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心配な人は直火ではなく、湯煎にかけながらゆっくり固めてもいいよ、固まるスピードがゆっくりだから失敗は少ない。

できたら熱いうちに瓶に詰めてね。冷蔵庫で保存すれば、1週間は美味しく食べれるよ!

季節柄、リンゴタルトのフィリングに使っても美味しそう!!

ぜひ、作ってみてね。

ドレスデン@シュトーレンを美味しく焼くレシピ

ドイツのクリスマス伝統菓子「シュトレン」本格レシピを初公開

12月に入るとクリスマスが待ち遠しいね!!

ドイツではクリスマスの4週間前「アドベント」からシュトレンを少しずつスライスして、クリスマスが来るのを楽しみに待つ習慣があるんだよ。シュトレンには洋酒漬けのドライフルーツやナッツなどが練り込まれ、日が経つにつれ熟成されて、だんだん美味しくなっていく!ステキだ〜

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手軽に手に入る材料で作る、10年以上試行錯誤したリンマ特製レシピ、ぜひ今年はシュトレン作りにトライしてみてね!!

1. 材料をそろえる

このレシピで約1500gのシュトレンが2本できる。分量はリンマが一度に捏ねることができる最大、オーブン(内径386mmx300mm)2段で一度に焼ける。握力に自信のない人やオーブンが小さい人はまずは半量で作ってみてね!

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まず、粉類。リンマは富沢商店で購入しているよ。ラベルをのせるので参考にしてね。

小麦粉……強力粉700g +薄力粉500g=1200g

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フランスパン専用準強力粉でもいいよ。

イース……リンマはパネトーネマザー酵母を使っている60g

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ドライイーストや生イーストでもOK、分量は各々の表示にあわせてね。

スパイス……シナモン5g カルダモン(粉末)5g ナツメグ3g

さとう……グラニュー糖100g+きび砂糖100g=200g

リンマはコクがでるのできび砂糖を入れるけど、すっきりとした甘みが好みならグラニュー糖のみでもOK

牛乳……250cc

バニラビーン……1本 なければバニラエッセンス適量

バター……無塩200g+有塩200g お好みで無塩のみでも良いが有塩がはいると味に深みがでる。レンチンで柔らかくするので冷蔵庫から出してすぐでも大丈夫。

全卵……3つで約150g 卵Lは50g前後が多いので、誤差は牛乳で調整しよう。

ラム酒……80cc お好みの洋酒でワイン(マルサラ酒)やブランデーでもOK、レーズンを浸した洋酒も忘れず使おうね。

10アーモンドダイス……200g

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11レーズン……700g オイルコーティングなしのもの

レーズンは前夜か作る3時間以上前に洋酒に浸しておく。しっかり漬けすぎると柔らかすぎて、混ぜた時につぶれるので注意。使用時にはザルにあげて水分は切っておく。

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12レモンピール……200g みじん切りにしておく。リンマは国産レモンでピールを作って入れる、手作りは香りがいいよ。

14仕上げ用澄ましバター……100g 焼き上がった後に表面に塗ってしみ込ませる。有塩を使う時は上澄みを使う。溶かすと塩は下に沈むよ。

15粉砂糖……適量

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以上、材料は15コだよ。

2.下準備

A .1をボールに投入、箸でぐるぐる混ぜておこう

B.5牛乳バニラビーンのサヤを半分に折り、縦にハサミで切り込みを入れ投入、少し温めてサヤが柔らかくなったら、中のタネを箸などで出し、牛乳によく混ぜる。

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C.7バターは1センチくらいにスライス。電子レンジに10〜20秒ずつかけて、様子をみながらマヨネーズより少し柔らかいくらいに調整する。一部溶けてしまっても大丈夫、泡立て器で均一にしよう。

D.8全卵はよくほぐし、ラム酒と混ぜておく。

3.生地を作る

できるだけ大きいボールにバター以外のABDの材料を入れ、箸でゆっくり20回程度大雑把に混ぜ合わせる。そこにCバターを投入、ざっくり箸で混ぜた後、ゴムベラでまんべんなく混ぜ合わせる。

できた生地を400gほど取り分けて別にしておく。

これは、成形したあとに薄くのばして表面を覆うための生地。露出しているレーズンがこげてしまうのを防ぐ。

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ゴムベラでレーズンを入れる穴を開ける。

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10レーズンを入れる。

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11ピール12アーモンドダイスを入れる。

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手でよく混ぜて、生地の出来上がり。

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4.成形する

生地を2等分して成形する。1つあたり1500g前後になる。

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天板の両端よりも2、3センチ短い長さで、真ん中を高く凸型に成形する。これはドレスデン型という鋳物のシュトレン型を模した形。

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残しておいた生地をシュトレンの表面が覆える大きさにのばす。バターが入っているのでのびやすい。2、3mm程度まで薄くのばす。

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両面を覆い、しっかりと浮かないように手で押さえ生地をなじませる。

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楊枝で穴を開け、空気をしっかり抜き生地を密着させる。

5.発酵する

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オーブンシートをひいた天板にのせ、まずは発酵させるよ。

オーブンの発酵モード45度60分で仕上がりはしっとり、さらに30分発酵させると少しふんわりする。これ以上はパサっとしてしまうので、90分以内で発酵させよう。室温で発酵させる時は生地が1.2倍くらいを目安に発酵させてね。

6.焼く

1500g前後を上下2段で焼く場合は180度30分170度30分、計60分焼く。途中30分前後で表面がこげないようにアルミホイルをかけるとよい。

シュトレンの大きさやオーブンによって焼き時間は適宜調整してね。

7.仕上げ

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いい匂いがしてきたかな?焼き上がったら、網にあげてあら熱をとろう。

その間に14澄ましバターを準備。

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刷毛でバターを塗ってたっぷり吸い込ませよう。

そのまま完全に冷めるまで待ってね。

最後の仕上げは粉砂糖。

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ラップを大きく敷いてたっぷり粉砂糖をかけて、そのままラップに包んで保管してね!!

8.食べてみる

待ちどうしいけど、食べてみるのは次の日以降にしようね!

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1週間くらい寝かせると、さらに風味はアップするよ。毎日少しずつスライスして食べていこう。

クリスマスが来る頃には、ラム酒やドライフルーツの風味が馴染んでとっても美味しくなっているはず!!

早速、作ってみてね!

こちらで使用した材料はTOMIZ(富澤商店)オンラインショップですべて揃うよ!!

以上、リンマでした!次回もお楽しみに〜