スペイン@ボケロン バルの定番イワシの酢漬け
日本でも手軽に作れるスペイン料理
ボケロンって面白い名前だよね。
初めて聞いた時は耳を疑ったよ、ボケ??って。
ボケロンはスペインではバルの定番料理なんだ。バルって最近は日本でもスペインバルとか聞くようになったよね。でもスペインのバルは日本のスペインバルとはだいぶ違う。スペインのバルは早朝から営業していて、朝はカフェを飲んだり、昼はランチを食べたり、そして夜はバルを何件もハシゴしたり、スペインの人々の社交の場、子供からお年寄りまでみんなバルのお世話になっているんだよ。
さて、そのバルでビールやワインなどを頼むと、自動的に一品料理がついてくる事がよくある。日本ならお通しだね。それがタパ、小皿に乗った一品料理のこと。日本ではタパスってみんな呼んでいるけど、タパスはタパの複数形、一品だけのときはタパっていうんだ。
ボケロンはタパの定番でカタクチイワシの酢漬けのこと。日本ではカタクチイワシも時々売っているけど、季節や地域によって手に入らないこともある。そこで、リンマは日本中どこでも手に入るマイワシで作っている。新鮮なものが手に入るし、マイワシはサイズが大きいのでボリュームがあって美味しいよ。
では、まず材料
A.マイワシ 刺身用を三枚におろしておく リンマは10匹準備したよ
B.白ワインビネガー 70ml マイワシの数に応じて適宜
C.塩 6g 別途下準備に1g程度
D.ニンニク すりおろす 量はお好みで
E.砂糖 ニンニクを入れるなら3g〜5g ニンニクを入れないなら10g
F.エキストラバージンオリーブオイル 30ml程度
パセリはお好みで 生がおすすめ、乾燥でもOK
下準備
三枚におろしたA.マイワシを酢(分量外)でさっと洗う。この場合の酢は普通の1本100円程度の穀物酢でよい。キッチンペーパーで水気を切って、分量外の(1g程度)塩をパラっとふる。
マリネ液を作る
まず、ボールにB.白ワインビネガーとC.塩を入れ、D.ニンニクを少量ずつ、味見しながら入れる。生ニンニクは香りや味がきつくなるため、調整して入れよう。
次に砂糖を入れる。砂糖は量によってだいぶ味が変わるので、砂糖も少しずつ味見しながら入れる。ニンニクを入れない場合は砂糖多めの方が美味しいよ。
このマリネ液でボケロンの味が決まるので、慎重にね!
漬け込む
ガラスか陶器の容器に(プラスチック系は酢の匂いが付いてしまう)ボケロンを並べる。
リンマは3段に重ねるので、マリネ液を3分の1入れる。2段の人は2分の1だね。
F.エキストラバージンオリーブオイルをうっすらとかける。
またマイワシを並べ、マリネ液→オイルを繰り返す。
全部終わったら、ラップを空気が入らないようにピッタっとかける。
冷蔵庫へ入れて少なくとも1時間以上、できれば3時間以上漬け込んで、出来上がり。お好みでパセリを添えてね。
一度に全部食べないで、次の日食べると、ますます美味しい!!
その次の日でも、ますます美味しい!!
なので、少しずつ楽しみながら食べてね。
以上、新鮮なマイワシが手に入ったら、ぜひ作ってみて!!